そして世界はぐるりとまわる

過去だったり未来だったりいまだったり

基本的に受け入れるスタイル

同じ職場のママさんや育児ブログで

幼稚園(保育園)に行きたくないと泣く子供の話をよく見聞きしますが、

私は幼稚園に行くのを拒否しない子でした。

元々児童館などで同年代の子供を集めるイベントに

比較的参加していた記憶があるので

それで慣れていたのもあるでしょうし、

兄が通っていたのと同じ幼稚園だったので

それが当たり前だと思っていたからかもしれないです。

ただ幼稚園の頃の記憶を思い出すと

それほど楽しいところではなかったな、という感じ。

 

幼稚園のみならず小学校についても

あまり好きではないが拒否はしないスタイルで

過ごしていたのですが、小学3年時に事件が勃発。

体調を崩して、くだされた病名は自家中毒

親から教師に秘密裏に報告がされたようなのですが、

原因を特定しようとする中で、

なんとクラスメイトから私がいじめられているとの証言が出た。

え?私、いじめられている意識はないんですけど。

完全に青天の霹靂。

 

そこで親と自分との認識の乖離が発生。

私は登校拒否なんぞ考えていなかったんですが、

両親は我慢して通っていたと思っちゃったんですね。

小さい頃から行きたくないと拒否をしたことのない子だったから

なおさらだったようです。

いじめの証言は結果的に真実だったようで、

私、無視はされてた(らしい)んですが

一人が好き、一人で平気な子だったので

気付いてなかっただけでした。

当時、親と教師から「困っていることはないか」だの

「嫌な子はいないか」だの繰り返される質問の方がウザかった。

一人にしておいてくれ。

身体的事情で休み時間に外で遊ぶことができず、

クラスメイトがグラウンドで遊ぶという誘いを

常に断っていたということもあり

その辺も無視された原因の一つではあると今なら思う。

(自分は誘われない方が楽だったのですが)

 

 

その後も繰り返される自家中毒に、

私自身は思い当たる原因もなく、親は学校に原因があるのではと疑い

「嫌なことがあっても言わない子」という認識が作られたようなのですが

大人になって気付いたのは、「自分は自分の感情にとても鈍い」ということ。

言われた瞬間はへらっとしていても、後になってから

「あれ?朝に言われた内容、腹立ってきたぞ」とか

「あの時されたこと、今にして思うと嫌だったなぁ」とか

結構時間が経ってから気付くことが多く、

基本的に拒否をしない子供だった原因はこの鈍さに起因していると思う。

 

なので、幼稚園に行きたくないと泣くお子さんをお持ちの方、

嫌なことを自己主張できるその敏感さを褒めてあげてください。

いつも泣かれてお母さん、お父さんは大変かもしれないけれど、

嫌なことを親に伝えられる、親への信頼感を誇りに持ってください。

自分はそのどちらもないまま育ってしまいましたので。

とは言っても、毎日続くようなら大変ですね。

笑顔で通える環境になりますように。

 

最終的に、自分は両親ともに表向きは平穏な関係を結んでいますが

信頼はしていないし、現状何かあっても相談はしていないです。

転職する時も相談しなかったし、一人暮らし後の引っ越しについても

事後報告です。

父は私に興味がなく、母は過干渉なうえに私を否定する言葉が多いので

報告する意味があまりなく、事前に伝えるのが面倒なのです。

兄妹間の関係は平穏なのに対し、親子関係は結構不健全です。

生来の自分の性格もあるかと思いますが、母の否定魔っぷりも

現状の一因だと思っております。

その辺は、そのうち語ることにしまして、今回はこの辺で。