そして世界はぐるりとまわる

過去だったり未来だったりいまだったり

トマトを熱するか否か。

突然ですが、トマトが嫌いです。

ただ、「お残しは許しません」と躾されて育ったので、

食べることはできます。

外で出されれば食べる。自分では買わない、というスタイル。

基本的に嫌いなものはこのスタイル。

 

仲の良い友人は知っているので、

あらかじめ外してくれるのですが、

職場の付き合いとかだと知らない人が多いです。

なんと言っても普通に食べてしまうので。

というわけで。

「トマトに熱を通すのって許せますか?」

「いや、別にどっちでも」

という会話をした際に、

自分は「(苦手なので)どっちでも」だったのですが

相手は「どっちでも(好きなので)」に変換されたということに

時間が経ってから知る衝撃。

 

ある日トマトの差し入れが来て、誤解が判明。

なんの嫌がらせかと思ったよ。

いや、食べれますけれどもさ。

カプレーゼでも作るかな、簡単だし。

 

そして恋人と一緒にいると。

「トマト嫌いじゃなかったっけ?」

「? 嫌いですよ」

「・・・食べてあげるよ」

「ありがとうございます」

「あと紫蘇も嫌いでしょ。それもちょうだい」

「ありがとうございます」

たまに普通に食べ出すので、恋人に好き嫌いを確認される、

そんな感じの日常なのです。