そして世界はぐるりとまわる

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勇者がお姫様を救う物語

RPGの王道といえば、

勇者がお姫様を救う物語なわけですが

久しぶりにドラゴンクエストについて語りましょうか。

というわけで今回は天空編の4について。

 

仲間が格段に増え、章立てになったというのが

一番の大きな要素ではありますが、

仲間のキャラに細かく性格付がなされた、

NPCが戦闘参加することになったのも

この作品が初だったかと思います。

いやー、ホイミンホイミに助けられたこと。

 

4について大きなキーワードは敵討ち。

デスピサロはロザリーの、勇者はシンシアの

どす黒いまでの復讐を胸に生きている。

善悪両者の行動原理が敵討ちというのも

なかなか皮肉で、

一方、復讐のために人間を根絶やしにしようとする

デスピサロが今度は敵討ちのために勇者に追われる

という「復讐は終わらない」図式も

今までのドラクエにないストーリーの重さだと

思いました。

果たして4の勇者において

世界を救うという使命とシンシアの敵討ちという

どす黒い目的のどちらの割合が大きかったのか

興味深いですね。

 

最終的にリメイク版では

ロザリーもシンシアも生き返るわけですが

マスタードラゴンはシンシアを生き返らせるのであれば

もうちょっと早くやってあげればいいのにというお話と

他にも育ての両親とかも殺されているのだから、

シンシアだけ生き返らせてめでたしめでたしじゃ

ないよな、という若干のもやっとさが

まぁ気になるといえば気になるところでした。

あとリメイク版のプロローグは蛇足。

あれは蛇足だと思う。

 

いろいろ人間世界を手助けした結果、

マスタードラゴンは次作で

人間の格好をしてトロッコでぐるぐる回ってるのだから

一体何をしたかったのかと思いました。

 

語ると長くなるので、

今回はこのへんで。