そして世界はぐるりとまわる

過去だったり未来だったりいまだったり

家族の縁が薄いとは。

幼いころに自分を見てくれた占い師さんが

「この子は家族の縁が薄いね」と言ったことを鮮明と覚えており、

両親も兄もいるのに何で家族の縁が薄いのだろうと

幼いながらに思っておりました。

それなりに大きくなってから、

家族の中で自分だけが異質であることに気付き、

逃げるように一人暮らしを始めたときに

ホームシックどころかその快適さに

「家族の縁が薄いとはこういうことか」と理解したわけです。

 

傍目から見て普通の家族で育ったと思うのですが

記憶と感情の奥底で家族のことを信用していないというのは

なかなかに皮肉なもの。

でも自分のシビアさはここに起因するんだろうなと

仕事をさばきながら思ったわけです。

今すごく仕事大変なんですけどね。

 

てわけで相も変わらず年末年始は実家に帰らないのですが

その代わりと言っちゃなんですが、

おいしいおせちを食べたいと思った次第。

栗きんとんはいらないけど、伊達巻は食べたい。