そして世界はぐるりとまわる

過去だったり未来だったりいまだったり

それは生まれ育った土地のしつけ

今住んでいるマンションは24時間ゴミ捨て可能なため

ゴミ捨てエリアにゴ●ブリが出る以外は快適なのですが、

それまではゴミは朝イチに出すもの、と叩き込まれた人間です。

それは当然、東京でも道路端のゴミ置き場に捨てる場合は

主に放火防止のため夜に出さないことを呼びかけていますが

北海道の場合、動物を引き寄せないため・・・

特に熊を住宅地に近付けないために徹底させられます。

特に山の中で餌が少ない場合、熊は住宅地まで下りてくるからです。

そして北海道で出没する熊はヒグマであり、

それが人間に襲い掛かってきた場合、それは絶望を意味します。

信用できないって人は三毛別羆事件を調べてけろ。

苦手な人は吐くぐらい残酷な事件なので、閲覧注意だべ。

 

という土地柄で育ったせいか、

東京に来て一番びっくりしたのが

「土曜日にごみ収集あるの!?」だったりします。

そして毎度土曜日が出さないわけにはいかない燃やせるゴミの日。

なんでやねん。

今のマンションに引っ越すまで、土曜日は7時30分までに起きて

簡単に着替えてごみを捨てに行く、というのが日課でした。

前日の夜にごみを出してもいいじゃん、という思考にはどうしてもなれなかったのは

それが命にかかわる可能性があるとしつけられたせいかもしれません。

そして7時30分過ぎにごみを出しに行くと

ダストボックスのフタが締まらないぐらいのゴミの量になっていて

アパートの他の住人は前日までにごみを出しているっていうね。

なお、曜日構わず段ボールを捨てている人が同じアパートにいて

その当時近所で放火騒ぎがあったこともあってか

それまで布団がダストボックスに捨てられて回収もされず

カビをはやしていても何も言わなかった管理会社が

「収集曜日以外にごみ捨てるな、特に段ボール」と

お怒りの通知を入れてきたのも懐かしい思い出。

段ボールどころじゃなく、居残っている布団がめっちゃ邪魔だったんですが

あれは私が引越すまで残ってたな。

 

そんな自分が今や24時間ゴミ捨て可能に慣れてしまって

「あ、明日ゴミの日だった。まぁいっか。そのうち出せば」と

なりだしているので、

今後24時間ゴミ捨て可能以外のマンションには住めない気がする。

人間楽な方に慣れるのは簡単なのよね、というお話。