そして世界はぐるりとまわる

過去だったり未来だったりいまだったり

ものすごい勢いで逆進中

先日、シャブ漬け生娘の件で話題になった吉野家

まさかの再度炎上。

原因はこれですね。

 

www.itmedia.co.jp

 

これも問題点は複数あって、絡み合っている分

非常に話題が散漫になりやすいですが

落ち度が吉野家側にしかないというのが

唯一のわかりやすさです。

 

まず一つに。

カタカナ名であることを理由に外国籍であると断定したこと。

 

次に、国籍および就労ビザの取得状況を確認せずに

就労ビザの取得が困難と判断したこと。

 

これが採用のお断りではなく、説明会への参加を

キャンセルするものであったこと。

ひいては、採用試験を受けることすら許さない状況であること。

 

ダイバーシティ」を謳っておきながら

国籍どころではなく思い込みを理由に差別を行ったこと。

 

就労ビザを理由に内定を取り消されたことが一定数あったとの

ことだが、その一定数とはどれほどの割合であるのかということ。

それは、説明会すら参加させないことを正当化するほど

割合として高いのかということ。

 

つまりは吉野家という会社は名前で国籍を断定できると「奢り」、

採用試験どころか説明会すら受ける資格はないと「差別」し

実態とは「乖離」している会社の方針を堂々と公開し、

そしてそれが間違っていると指摘する人間がいなかったということです。

採用なんて人事系の部門がやっていることが大半であるのにですよ。

さすが「シャブ漬け生娘」とか発言する役員がいた会社は

会社の中の考え方も違うぜ、と言われても仕方がないです。

どうしてこうなった。

というか、どこの上長がこれを許した?

人権教育ってしてないの?最近の企業はしないのかな?

接客業なのに?

割と致命的じゃない?

 

接客業は採用活動でドジると印象悪化で客が離れる可能性があるので

不採用だったとしても比較的気を使っているところが

多いと思うのですが、

あまりの強気に「お前以外にも客はいるんだぜ」って感じがして

1周回って炎上商法かと疑うわ。

今回話題となってる学生さんは、某役員が言っていた

まさに「生娘」ターゲットの年代じゃないの?

マーケティングのターゲット層にケンカを売りに行くって

それなんてコントなの?

 

てわけで、ツッコミどころが多すぎて

かみ砕くともっと長文になりそうなのですが、

今回はこの辺でもうおなかいっぱいです。

たださ、コンプライアンス部門ってないんですかね?

採用なんて個人情報を山ほど取り扱う部門なので、

きつく締めて管理するに越したことないですよ。

割とガチな経験談として。

社員以外の情報を取り扱う分、客の情報を取り扱う部門の次に

会社として問題化しやすい部分なのですよ。

個人情報の扱いを理解していない人間が携わると

いとも簡単に問題を起こすのでね。