そして世界はぐるりとまわる

過去だったり未来だったりいまだったり

無から有を生み出すのは才能

食レポで、ただの「おいしい」という一言を

引き伸ばせるのは才能だと思うのです。

ネットレビューもそうなんですけど。

自分は通販商品のレビューはしますが、

本と音楽のレビューは基本的にしません。

芸術に対して評価する言葉を作り出すというのは

案外難易度が高いと思うのです。

 

一時期、1日1節気に入った歌詞を日記に書き出すという

作業をしていたことがあったのですが、

自分が聞いたことのある音楽の引き出しには限界があるので

最終的に検索作業になりがちで、1年でやめました。

自分が今まで得たことのある引き出しから、

ポンと取り出せるというのもこれまた才能。

特に歳をとると忘れがちになるので、

若い頃に才能を開花させてほしい。

あと歳をとると昔の話をしがちというのは

最近よくわかってきた。

 

そんなわけで、「このアーティストがおすすめだから

聞いてみて」という知り合いからの好意は

できればお断りしたいところなのです。

音楽なんて趣味の違いによって好みが激しいもの、

なんでいいものとして勧めてくるかなぁ!?

あえて好みの範疇に入っていなかったものを押し付けて

悪印象を持たせなくてもいいんじゃないかい?

基本的に「興味無いんで」とお断りするのですが

一方で、「食わず嫌いはやめて1回聞いてみてよ」と

ゴリ押ししてくる人がいるので油断できない。

で、大抵そのゴリ押しされたものによい印象は持たないです。

誰も幸せにならないと思うよ。