かつて救急箱があってだね・・・。
今や、離れて久しいわけですが
実家には救急箱がありました。
その救急箱に入っていた主なものは・・・。
マキロン。
怪我をした時の必需品。
父がちょっとした傷でも大量にふりかけ、
カーペットにぼたぼたとこぼしていた思い出。
最近は、消毒でも傷口は湿らせない方が良いと言われるらしいですね?
子供の頃はこれは吹きかけられても、
なぜか絆創膏は使わせてもらえなかった記憶があります。
・・・なぜだ?
そして。
キップパイロール。
傷のみならず、火傷の時にも塗られた思い出。
そのうち、メインの塗り薬は紫雲膏に取って代わられたわが家。
でも救急箱といえばこれだった思い出。
これぞ塗り薬というような独特な匂いが好きだった。
そして。
ヴイックスヴェポラップ。
子供の頃はこれの読み方が理解できなかった上に、
臭くてこれを塗られるのが嫌いだったのですが、
よくわからないうちにおさえられて塗られた記憶。
兄が幼少の頃病弱だったので、
余計に常備されていたのかもしれないです。
ちなみに現在も売ってるんですね。
薬局で出会って、先日思わず買ってしまいました。
鼻詰まりがひどいときにこれを塗って寝ると、
比較的楽になれる気がします。
で、翌朝改善していることが多いです。
長く使われているものってちゃんと効き目があるんだなと
大人になってから気付くわけです。
子供の頃は臭いしベトベトするし、これの良さがわからなかったよ。
そんなこんなで、
実家の救急箱にはそれらの薬と
金属製のハサミとガーゼと不織布テープが一緒に詰められていました。
木製の救急箱でした。
金属製のハサミは幼少の自分にとって異質で、
見るたびに怖かった思い出があります。
多分、金属製のハサミが手術道具を連想させるからでしょうね。
ふと薬局で塗り薬を求めたときに、
この救急箱に入っていたこれらの薬を思い出し、
子供の頃の常備薬というのは記憶の中で生き続けているのだなぁと
そんなことを思い出したのでした。
あの救急箱は今も実家にあるのだろうか?