そして世界はぐるりとまわる

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救急隊員へ敬礼

某YouTuberが救急車を呼んで医療従事者の方に

救急車使うなとか文句を言われたとか発言して炎上したらしいですが、

まぁ搬送する際に動画を撮っていたとか撮っていなかったとか

その辺の真実は自分では確認していないのでわからないのですが

搬送時に動画を撮っていたとすれば、

救急車も病院も守秘義務だらけだと思うんで

間違いなく注意されているはず。

そんな暇があるならタクシーで来いと言われるのは理解できる。

まぁその辺はどうでもいい。

知人が付き添うことで病院に行けるのであれば、

今の時期1回出動すれば救急車内を消毒しなければいけないことも含めて

1回の出動に対する救急車の拘束時間が長くなってしまうので

無理できるなら頑張ってくれ、というのもコロナ禍の中の真実だと思う。

 

私も何回か救急車を呼ぶ立場になったことがあるのですが

全部、救急搬送される人は意識不明の状態でした。

家族だったり同僚だったり通りすがりだったりいろいろですが

本人の意識があるとたいてい本人に「救急車は不要」と言われるので

意識ある状態で救急車を呼んだことがないです。

それでも、呼ぶときは心臓がバクバクしました。

目の前の人が死ぬかもという極限状態で呼ぶのは何回やっても

慣れるものではありません。

ちなみに意識があっても、頭をぶつけている場合は

本人が嫌がっても救急車を呼びましょうね。

 

ちなみに救急車に付き添う人はたいてい救急隊員に

「その荷物を持ってついてきてください」と言われることが多く、

それはパニックにならないために役目を与えているとのことらしいので

荷物を持たされても怒らないようにしてください。

そういうの大切。

 

一方自分は通報者にはなるが、付添人にはならず、

たいていマイカーで救急車を追いかける役割でした。

車のエンジンをかけて待機していると付添人は救急隊員に

「車でついてくる人いますか?」って確認されるらしいです。

3回やって3回とも救急隊員がわざわざ車まで来てくれて

搬送先の病院を伝えてくれると同時に

「絶対に救急車を追いかけないようにしてください」と

念を押されました。

車で追跡する人間に搬送先を教えてくれるのは

あくまで救急隊員の好意だと聞いたことがあるのですが、

搬送先の病院がわかるとたいてい先回りができるので

救急車を追いかけるより楽だったです。

 

あとこれは救急車で搬送された時の話ではないけれど、

夜中にマーライオンになった父親を夜間救急病院に車で

運んだことがあります。地獄です。

おそらくノロだろうということで、点滴処置になったのですが

それを待合室で待っている間、

随分と入り口が騒がしくなったなと顔を上げれば

何度流血の男性二人を囲んだ総勢8人程度の集団。

まだ揉めてる。またもや地獄。

病院で騒ぐな。揉めてんのに一緒の病院に連れてくんじゃねぇとか

いろいろ思うことはあったんですけど

そういうこともあるし、幽霊的な話もあるので

夜の病院を動画に撮ろうなんて思っちゃいけないという話。