そして世界はぐるりとまわる

過去だったり未来だったりいまだったり

かつての知識などそんなに役に立たない

「ゆっくり茶番劇」商標権問題の件、

ドワンゴの対応が発表されましたのでおそらく収束に向かいますね。

 

news.yahoo.co.jp

 

この騒動、第一に商標権とは何ぞやという点で

「文字商標」の効力の範囲が拡大解釈する人が

多かったのではないかという印象。

動画も含めて素人が知的財産権に手を出しやすい状況で

その方面の周知が進んでいないというのが

時代の流れとしても追い付いていないなというのが一つ。

 

あとハナから炎上狙いかと思ったのですが

当の本人の心情はいかがでしょうか。

ゆっくりと東方Projectを切り離そうとしても

その歴史を考えると無理があるので

批判があることは予想の範囲内だったはず。

誹謗中傷には出るとこ出るよ、と宣言しても

実力行使をされるのは予想できたはずで、

炎上売名行為だとしたら理屈はわかるんですけど

ここまで騒ぎが大きくなると思わなかったというなら

ちょっとバカすぎるので

炎上狙いだったとしたら成功だったんじゃないかなと。

だとしても経営者視点とリスク観点が抜けすぎてて

個人事業主には向かないよ。

 

ライセンス料10万円が適正かが気になるのですが

動画を収益化している皆様いかがでしょうか。

むしろ10万円だと収益化してもたいてい赤字になると思うので

10万円の算出方法が気になるところなんですが。

これ多分、5000円とか1万円だったら

払う人いたと思うんだよ。

 

今回は個人的にドワンゴは全面的に対応することを

表明したことで、

動画制作者の安心が広がったように思う。

動きも早かったし、表明も早かった。

動画プラットフォームを提供する会社として

今後の懸念事項も含めて対応する当たり

よい対応だったんじゃないのかな。

頑張っていただきたい。

 

あと自分が大学生の頃から言われているので、

昭和の時代からすでに懸念事項として挙げられていると思いますが

日本の商標登録には一考の余地があると思う。

自分は大学で法律と知的財産権を学んだ人間なので、

当時もいろいろ話をしたものなんですが

この辺、早めに改善がされていくといいなぁ。